症状の種類や特徴を理解しましょう。
もし、似たような症状がある場合は注意が必要です。
心配なら病院で診てもらうといいでしょう。
・精神生理不眠症
不眠症には寝られた気がしない熟眠障害、すぐに寝られない入眠障害、予定よりも早く起きる早朝覚醒、
寝ている途中で何度も目が覚める中途覚醒と大まかな4つに分けられます。
その他にも、精神生理不眠症という睡眠障害があります。
今日も寝られなかったらどうしよう。
そんな不安に駆られ寝られない。
このような精神的なことが原因とされています。
そして、お布団に入っても中々寝られないし、寝た気もしない。
この状態が続き、昼間に眠すぎてやる気や集中力が落ちるなどの症状が見られると精神生理不眠症の可能性が高いでしょう。
また、うつ病やパニック障害などを患っている人は、特に注意が必要でしょう。
精神的なことで、人はすぐに寝られなくなります。
寝る間際の考え事はNGですよ。
・睡眠時無呼吸症候群
寝ている間に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群。
この睡眠障害は、1時間あたり5回以上無呼吸になるのです。
自分で気づくのは難しいですが、家族や録音できるアプリなどで確かめてみるといいでしょう。
寝ている途中に呼吸ができなくなり酸素が取り込めないでいると、身体中に酸素供給のために心拍数を上げてしまい身体や脳を起こしている状態になります。
睡眠時無呼吸症候群は、このような状態が続いてしまうので昼間にだるさや集中力がなくなるといった影響が出ます。
よく言われる原因としては、喉の空気を通すスペースがほとんどなくなり呼吸を止めてしまうということです。
そして、お酒やたばこが好きな人は注意したほうがいいでしょう。
お酒に入っているアルコールが睡眠中に喉の筋肉をうまく動かせなくし、舌が呼吸の蓋をしてしまうのです。
たばこは、煙により喉がむくみ呼吸がしにくくなってしまいます。
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・むずむず脚症候群
名前の通りで、脚がムズムズして寝られないという症状です。
痒い部分をかいたら症状が治まるのは、むずむず脚症候群ではありません。
寝るときに脚の深い部分が、ムズムズやチクチクして気になる。
熱く火照っていると感じる人もいます。
むずむず脚症候群は、歩いているときや動くときにこのような症状はなく、止まって寝ようとするとなります。
高齢者や貧血になりやすい人は、むずむず脚症候群になりやすいと言われています。
それは、身体を動かすために必要な神経伝達物質であるドーパミンと関係しているからです。
血液が足りなくなると鉄分も減り、ドーパミンの機能を低下させてしまうのです。
それが原因です。
そして、生理や妊娠で鉄分が減る時期もあることから、男性よりも女性の方が発症する割合が高いです。
筋肉が疲れているときには、軽いマッサージをして緊張をほぐしてあげましょう。
・周期性四肢運動障害
周期性四肢運動障害は、先ほど紹介したむずむず脚症候と一緒に引き起こす人が多いです。
寝ている途中に手足が、ピクピクと動いたりする症状です。
何度もその症状が起きていれば、寝ていても目は覚めてしまいますよね。
ピクピクと異常な動きで夜中に目覚めてしまうということに、本人もわかっていない場合があります。
もっと寝たいのに、何で目覚めてしまうのだろう。
原因がわからずにいると、どんどんストレスが溜まってしまいます。
昼間、しっかり寝たはずなのに眠い原因は、周期性四肢運動障害かもしれません。
また、むずむず脚症候と同じように高齢者がかかりやすいと言われています。
足がムズムズしてきたり、ピクピクしてしまうのが気になって寝られないのであれば、病院で診てもらったほうがいいでしょう。
・まとめ
上記では、4つの症状を紹介しました。
精神的な関係で寝られなくなる精神生理不眠症。
寝ている途中に息をしていない睡眠時無呼吸症候群。
足のムズムズやチクチクで寝られないむずむず脚症候群。
手足がピクピクと動いて起きてしまったりする周期性四肢運動障害。
この中のどれかに当てはまる症状があるなら、病院に行きましょう。
また、生活習慣を見直してみてください。
お酒とたばこはやめて、運動した後にマッサージをするなど。
日頃に気をつけると、改善されていくこともありますから。
現在、寝られなくて困っているのなら、自分がどの症状なのか上記を参考にしてみてください。
また、症状や度合いも人それぞれですから、ここに書いていないようなこともあるかもしれません。
どんな対処をしたらいいのか、しっかり考えましょう。