睡眠障害の基礎知識と睡眠障害に効く快眠グッズについて

睡眠障害は子どもでもなる?!原因や対処法とは


 

子どもの睡眠障害は、健康に悪影響を及ぼします。

睡眠というのは、子どもにとって記憶を整理し、疲労回復にもつながる大事な時間なのです。

原因を知って、しっかり対処していきましょう。

 

睡眠障害になる子どもが増えている

近年では、睡眠障害になってしまう子どもが増えています。

小学生の理想とされている睡眠時間は、約11時間です。

しかし、現在では睡眠時間の平均は約8時間に変わってきています。約3時間も足りていないということになります。

3歳くらいの小さな子どもが、22時以降に入眠している割合も増加しているのです。

全体的に、子どもの睡眠時間が短いことがわかりますね。

 

大人の睡眠障害でも、自律神経が乱れて体調を崩しやすくなります。大人でもそのようになるのですから、特に子どもは影響を受けやすいです。

成長が遅れたり集中力の低下や食欲不振などにつながります。

また、イライラしたりと感情の起伏が激しくなるのです。

 

しっかり睡眠する習慣を子どもの頃からつけておけば、大人になっても健康的でいられるでしょう。

 

他の病気にもなり兼ねない

 

睡眠障害になると、他の病気にもなりやすくなります。

睡眠不足は生活のリズムを崩してしまいます。そうなると生活習慣病にかかる可能性が高くなるのです。

 

常に血管に負担がかかり、動脈硬化を起こしやすくなる高血圧。疲れやすく、尿の回数が増えるなどの症状で、意識障害にもなりかねない糖尿病。

その他にも、余分な脂肪で体が肥えている肥満、日本人の死因で最も多いがんなど、これらをまとめて生活習慣病と言います。

生活習慣は、睡眠と深く関係しているのです。

 

そして、睡眠不足はうつ病などの精神面にも影響してきます。深夜まで起きていると考え方も暗くなりますので、子どもにはよくないですね。

イライラなど感情の起伏も激しくなると、仲間との調和を取りにくくもなってしまいますから。

 

原因がある?

最大の原因は、社会全体で生活のリズムが夜型になっていることです。

テレビでは、子どもが大好きなバラエティやアニメが夜遅くまでやっていますよね。ゲームを始めれば、つい夢中になって途中ではやめられません。

また、塾や習い事などで帰宅も遅くなり睡眠時間が短くなってしまうという場合もあります。

他にも、昼寝をしすぎてしまい夜に眠れなくなったり、遊びに行った興奮が夜まで続いてしまうなど。

 

そして、大人も仕事の関係で睡眠時間がバラバラだったり、夜働いて朝に寝るという日々を過ごすと体調を崩しやすくなります。

 

以上のことにより子どもが睡眠障害になる原因は、社会全体の責任でもあるのです。

子どもは国の宝ですから、社会全体で大切に育てる努力が必要でしょう。

 

 

対処法は子どもが寝やすいように環境を整えてルーティンを決めること

 

寝室の環境や寝やすくなるルーティンは、とても大事です。

 

夏は暑くてジメジメしていると寝つくのも一苦労ですし、冬は寒すぎると体調を崩しやすくなります。

エアコンに備え付けの除湿がある場合は、夏のジメジメ取り除くために活用しましょう。

冬には暖房を頻繁に使い、温かい温度を逃がさないために窓や扉を締め切った状態が続きますよね。そうするとウイルスが繁殖しやすくなってしまうので、こまめに換気して暖房を使う場合は加湿器も併用するようにしましょう。

 

子どもが寝やすくなるルーティンといえば、絵本の読み聞かせですね。

大好きなお話をたくさん読んであげましょう。

寝る30分前に部屋を暗くする習慣をつけると、寝やすくなるのでいいですよ。

 

大人の事情に子どもをつき合わせない

大人がお酒を飲む席に、子どもを連れてきている場面をときどき見かけます。

家でも居酒屋だろうとお酒があるところに子どもを連れて行くのは、教育や健康にも悪影響なのでやめましょう。

 

飲み会に連れてこられた子どもは訳も分からず行儀よくしていなければなりませんし、間違ってお酒を飲んでしまうと危険です。

そのような場面はタバコもつきものです。タバコを吸っている人よりも、周囲が副流煙を吸い込んでしまう受動喫煙のほうが病気になる確率も上がります。

子どもは特に体の免疫力が整っていないため、影響を受けやすくなりますので、なるべくタバコから遠ざけるべきです。

そして、夜遅くまで行われることが多い飲み会。

子どもの睡眠時間を奪っていることになりますので、絶対にやめましょう。

 

大人の事情は子どもには関係ありません。

つき合わせるのはやめましょう。

 

上記でも述べたように、睡眠障害になる子どもが増えています。

睡眠は子どもにとって大切な時間です。大人が奪ってしまわないように注意しましょう。

あまり寝てくれない子どもには、対処法を試してみてくださいね!